ポンペイ遺跡の犠牲者は「医師」だった?最新X線解析で医療器具を特定
西暦79年のヴェスヴィオ火山噴火で犠牲となったポンペイの住人の一人が、医師であった可能性が非常に高いことが判明しました。最新のX線装置とCTスキャンを用いた非破壊検査により、犠牲者が持っていた小さな箱の中に、精巧なロック機構を備えた金属製の医療器具が複数収められていることが確認されました。
これまで、この犠牲者がどのような職業であったかは謎に包まれていました。しかし、スキャン画像に映し出された器具の形状は、古代ローマ時代に使用されていた手術用メスやピンセットに酷似しています。この発見は、被災当時の混乱の中で、自らの道具を手に逃げ遅れた専門職の人々の生活を鮮明に描き出しています。