2026年5月19日、宇宙の盾を追う「Smile」打ち上げ成功—太陽風の謎に迫る
2026年5月19日、欧州宇宙機関(ESA)の探査機「Smile(スマイル)」が、仏領ギアナの宇宙基地からVega-Cロケットによって無事打ち上げられました。現地時間0時52分に宇宙へと旅立ったこのミッションは、地球を太陽風から守っている「磁気圏」という見えない盾の正体を解き明かすことを目的としています。
Smileの最大の特徴は、地球の磁気圏と太陽粒子が衝突する様子を、世界で初めて広範囲にわたって「撮影」することにあります。太陽嵐は私たちの通信インフラや電力網に深刻な影響を与える可能性があるため、この観測データは宇宙天気予報の精度向上に直結します。ESAによる今回の野心的なミッションは、私たちが住む地球の防御システムを視覚的に理解するための大きな一歩となるでしょう。