音の壁を静かに突破!NASAの低騒音超音速機「X-59」が初の超音速飛行に成功
2026年6月6日、NASA(米航空宇宙局)が開発を進めてきた実験機「X-59」が、ついに初めて音速を超える超音速飛行に成功しました。このプロジェクトは「QueSST(静かな超音速技術)」と呼ばれ、長年禁止されてきた陸地上空での超音速飛行を再び可能にすることを目指しています。今回の初飛行成功は、次世代の民間航空機開発に向けた歴史的な一歩となりました。
X-59の最大の特徴は、超音速飛行時に発生する「ソニックブーム」という爆音を、ドアを閉める音程度の「ソニックサンプ(静かな音)」まで抑制する特殊な機体形状にあります。NASAは今後、この機体を使って全米各地で騒音データの収集を行い、国際的な飛行規制の改定を働きかける計画です。かつてのコンコルドが抱えていた騒音問題を克服し、世界の空をより速く、静かに結ぶ未来が現実味を帯びてきました。